【5年以上】俳優オタクを続ける3つのポイント

推し俳優を応援して早5年以上。

仲良しオタクは3回推し変し、出待ちストーカー厄介オタクも消えました。
一人の俳優を長く推すのは大変だと、私自身も実感しています。

①金銭的余裕
②時間的余裕
③精神的余裕

この3つが揃っていないと、推し続けるのは難しいことに気付きました。

今回はこの3つのポイントについて、私の経験談をご共有したいと思います。
推し続けたい人がいる時、推し活に疲れてしまった時に読んでいただけたら幸いです。

金銭的余裕のつくり方

俳優オタクはとにかくお金がかかる趣味。

ゆるオタなら年間20万~50万円くらいで済むかも知れませんが、ガチオタなら毎月5~10万円、年間100万円程度は必要になります。

その費用を節約だけで捻出するのは難しいです。無理に節約しようとすると生活が圧迫されて精神的余裕も失われていく…。

推しはじめたばかりの頃の私は、手取り20万円を下回っていました。生活費+奨学金の返済をしてしまうと、残るお金はそれこそ5万円程度。舞台俳優のオタクをするには心許ない金額です。

毎月1万円ずつでも貯金できる余裕が欲しい。
できれば、もっと推しにもお金を使いたい。

そう思って、次に紹介する2つの方法をとりました。

ゆる副業

年間20万円以下のゆる副業です。

年間20万円以下なのは、所得税の申告が必要がない金額だからです。

所得税は収入を申告すると増えるので、会社にバレます。
当時は副業禁止の企業にいたので、この条件を守るのは必須でした。

同時に、副業の収入にかかる住民税を「普通徴収」に切り替えました。

雑収入は年間20万円以下でも確定申告が必要です(しないと脱税です)
確定申告すると住民税が増えて、副業が会社にバレるリスクがあります。

対策として副業収入だけを「普通徴収」に切り替えます。
方法は確定申告の時に税務署の窓口で相談すればいいだけ!
5~6月頃に住民税納付書が届くので、コンビニで振り込みます。

ちなみに会社から住民税を払う方法は「特別徴収」と呼ばれます。

どんな副業だったのかはこの記事!

転職

今いる会社で給料を一気に上げるのは難しい方が多いと思います。

本気で収入U Pに取り組むなら「転職」が一番の近道です。

私は推しをきっかけに3回転職して、月収は2~2.5倍くらいまで上がりました。

収入を上げるなら、転職エージェントの利用(無料)をオススメします。

登録後にエージェントと面接をすれば、客観的意見をくれますし、求人紹介もしてくれます。時間が取れないオタクの転職にはうってつけです!

カウンセリングもしてくれるので、自分で気づいていない強みに気づけるかも。


転職しながら副業も続けて、今ではオタクしながら毎年100万円の貯金をしています。

貯金があると安心して応援できるので、自然と精神的余裕も持てるようになりますよ。

副業は続けられるものを選びたいところ。推し続けたいなら、稼ぎ続けられるのが一番だと思います。

時間的余裕のつくり方

若手俳優なら数日後の急なイベント出演なんてよくあること。
時間の確保ができないと、俳優オタクを続けることは難しいです。

そのために時間の優先順位を調整できることが大切になります。

勤務形態

多くの会社員は「定時制労働」で雇用されています。
指定されている時間帯は会社に完全拘束されて自由はありません。

そこで時間が指定されない勤務形態で働くことをオススメします。

自分で勤務時間を自由に指定できる「裁量労働制」。
出勤時間を自由に決められる「フレックスタイム制」。

裁量労働制 … 勤務実態に関係なく、所定の時間数を働いたことになる制度
かなり自由度が高い代わりに、求められる成果は高い傾向にあります。
また、適応される職種が技術的な専門職などに限られています。

フレックスタイム制 … 定時がなく、所定の時間数を働けばいい制度
コアタイムという「働いていないといけない時間帯」があることが多いです。
しかし出勤時間を早くすれば、早上がりすることが可能なので自由度は◎。

私は裁量労働制で働いています。
中抜けOKなので、朝働いてから昼公演を観て職場に戻ることも可能。
優先度の高い仕事がなければ、推し活を優先できるので助かっています。

一番自由に時間をつかう方法は雇われないフリーランスですが、金銭的な安定性が低くなる可能性があるのであまりオススメはしません。

人間関係

人間関係の維持には推し活以上に多くの時間が必要になります。
そこで関係性に見合った時間配分をしているのか振り返ってみました。

  • 話がやたらと長い同僚/知人とのおしゃべり
  • 仕事が終わらない同僚の付き合いで残業
  • 同僚に誘われてなんとなく参加する飲み会
  • いつも待ち合わせに遅刻する友人を待つ時間
  • 行きたくないのに知人の付き合いで参加する行事
  • 愚痴が多い人から急にくるLINE通話

こういう時間を「あまり優先したくないな」と私は思いました。
いずれも「断る方が面倒」という思って続けていた関係です。

相手につかう時間=関係性の優先度。

私が大切にしたい人以外からのお誘いは断るようになりました。
その時間で推し活は勿論、他の趣味をやる時間も確保できています。

付き合う人を選んで自由時間を増やすことは、推し活に限らず大事なことだと思います。

精神的余裕のつくり方

オタクは推しを一番に考えがちですよね。
私自身もそういう気持ちは分かります。

でも、人生で一番大切にするべきなのは自分です。

残酷な言い方ですが、推しはオタクの人生に寄り添いません。
プライベートでは出会うことがないだろう、赤の他人です。

推しが引退すれば、関わることはできなくなります。
そのときに「なにもない人」になるのはあまりに寂しい。

私はそう思い、自分の人生を第一に考えるようにしました。

依存しない

推し活だけに自由時間や可処分所得をつかうのはやめましょう。

推しだけが大切な人生は、さすがにオタクから見ても虚しいです。
依存し過ぎないように、他にも大切なものを見つけるのをオススメします。

  • 推し活とは関係ない同年代のソウルメイトを大切にする。
  • やってみたいことをリスト化して、少しずつ挑戦する。
  • 推し活以外の趣味があるなら、それも大切にする。
  • なりたい自分の姿をイメージして、実現のために動く。
  • 推し活を理解してくれる人生のパートナーを探す。
  • 将来のことを考えて貯金をはじめる。

金銭的・時間的余裕さえつくれれば、ガチオタしながらでもできます!

まずは周囲に推し活が大切だと打ち明けてみましょう。
それを理解してくれる人は、大切にすべき人だと思います。

義務にしない

舞台に全通したり、推しの映像を何度も観返したり、毎公演の感想を手紙にしたり、ツイートには必ずリプしたり、フラワースタンドを出したり、雑誌のアンケートを何通も出したり、出演動画の再生数を稼ごうと鬼リピしたり……

それを「オタクならやって当然」と思っていました。

そして体調を崩して推し活から少し離れてみた時。
やっていない自分に罪悪感を覚えてしまいました。

いつの間にか推し活が義務になっていたのです。
自分が楽しいからやっていたはずだったのに…。

推しは私以外にもたくさんファンがいます。
そこまで自分を追い詰める必要はありません。

今は「やらないと後悔することだけやる」を前提にしています。

まとめ

金銭的余裕・時間的余裕・精神的余裕。
どれも推しではなく、自分のためのものです。

推し活の主体は、推しではなくあくまで自分。
無理をしない状況を整えるのが長続きのコツです。

推し活は義務ではありませんし、勝ち負けはありません。
他のオタクの言葉に踊らされないで、自分なりに推していきましょう!

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