俳優オタクの接触イベント参加|体験談&失敗談

推し事

感染症との共存が進んで、接触イベントが復活し出しましたね。

ここ数年で推しはじめた方は、初の接触イベントに参加する方も多いのではないでしょうか?

推しとお話しできる貴重な機会、失敗したくない!

そんなドキドキを抱えてイベントに参加されるみなさんのために、私の初接触イベント時と、過去の接触イベント体験談をお届けします。

失敗談も含みますので、ぜひ接触イベント前のご参考にしていただければ幸いです。

初接触イベント参加

5年以上前、地下の小さなホールで実施されたイベントでのことです。

参加していたオタクの数は80人ちょっとくらい。
列に並んでサインしてもらい、握手する流れのイベントでした。

推しにとってもはじめての接触イベントで、本人も緊張していたと思います。

事前準備

とにかく、手はきれいにしていきたい。

そんな思いで爪やすりと爪磨き、甘皮カッターを購入しました。
人生史上、かつてないほど指先はきれいになっていたと思います。

当時の私は社会人として最低限の身だしなみをしている程度。
メイクはあまり得意ではなく、かなり質素だったと思います。

当時のスペック
  • メイク … ベースメイクにブラウン系
  • 爪 … 整えてトップコートのみ
  • 靴 … ただの白いパンプス
  • 服 … 白いシャツに濃いグリーンのスカート
  • 装飾品 … なにもなし

完全に「このまま転職の面接に行ける身なり」でしたね。
勝手が分からず、とにかく無難にまとめた結果でした。

コミュニケーションに自信がなかったので、会話ネタも用意しました。

まずは推しの経歴、過去ツイートやブログを入念にチェック。
会話のネタは3つくらい考えて、スマホのメモに書き出していました。

考えていたネタ
  • 推しがツイートしていたお店に行った
  • 推しが好きな動物を好きな理由が知りたい
  • オススメの劇団があったら教えて欲しい など

仕事でも営業に行く前に取引先の情報は下調べするので、そのノリです。
好きなことの話された方がうれしいだろうな~と予想して組みました。

重要案件の営業にでも行くような気持ちでイベントに臨んでいましたね(笑)

推しの困った顔

自分としては万全の準備で迎えた当日。
倒れそうなくらい心臓をドキドキさせて列に並んでいました。

推しと対面して「こんにちは」とあいさつを交わした後、
サインする推しの目線が《足先、爪先、手首、胸元》に向っていました。

そして握手する直前、一瞬だけ推しが途方に暮れたような顔をしました。

いや、なに!? 私、なんかやらかした!?

どうやら推しが困っている様子なので大混乱になりました。
…が、繰り返し確認していた会話ネタが頭に浮かんできます。

「推しさんのツイートしていたお店、行きましたよ」

動揺しつつ口にすると、推しがホッとした顔をして笑いました。
そして何事もなかったかように会話をしたあと、私は列を離れました。

推しの意図

あの間は一体なんだったんだ…。

もやもやした気持ちはあったのですが、まだ参加券は残っています。
推しと話せるなら帰る選択肢はないので、2回目の列に並びました。

1回目より余裕ができたので、推しと他のファンとの会話を聞こえてきます。
列に並びながら数人分の会話を聞いていると、あることに気付きました。

推し、必ずネイルアクセサリーを褒めてない?

ここで補足情報なのですが、
当時の推しは自称するほど人見知りでコミュニケーションが苦手でした。
あまりのテンプレ対応に「ありがとうございますマシーン」と呼ばれたことも。

そんな推しは「初手はオシャレの褒め」と決めていたようでした。
会話のネタを事前に用意しているあたり、シンパシーを感じます。

そのまま職場に行けそうな私に、オシャレを褒める要素などあるはずもなく。
推しは会話のきっかけをなくして困っていたようでした。

ちなみに他のファンのみなさんは7割くらいが、そのまま結婚式に行けるくらいに仕上げていました…。

結果

推しが目を向けたのは「オシャレをしようとした人が気を遣うパーツ」です。

女の子ががんばって会いに来てくれたから、いい気分で帰って欲しい。
そんな推しの気遣いと、多少の女性慣れを感じるよい作戦だと思います。

まあ、その気遣いを私がぶっ壊しましたが…。

それでも会話ネタを用意していたので、
会話をリードすることで無事イベントを終えられました。

危うく爆死するところだったので、会話ネタは本当に大事です。
ただ、それと同じくらいファッションへの気遣いも大事。

身なりがみすぼらしいと振る舞いに自信がなくなりますし…。
それ以来、現場らしいメイクと服装にも気を使うようになりました。

接触イベントの振り返り

初回分だけだと大して参考にならないかも知れないので、
過去の接触イベントのハイライトを書き出していこうと思います。

ツーショットチェキ会

推しとツーショットが撮れるイベントです。

何度か撮っているのですが、いずれも和やかに終わっています。
イベント後に実施されることが多いので、感想を伝えています。
撮影メインなので、無理に話を広げない方がいいかも。

失敗してしまったのは、推しが関係ないところ。

肝心のチェキをもらい忘れて会場を出たことがあります。
推しへのあいさつに必死で意識が…どうぞお気を付けください。

ソロチェキお渡し会

推しがソロで写ったチェキ(大量)を渡されるイベントです。

推しがチェキの山から何枚かを手元に持っています。
それを1枚引かせてもらいながら会話できる流れです。

このイベント、私はかなり嬉しかったです!
推しだけが写った世界に一枚だけの写真は最高!

推しはトランプでババ抜きするみたいに裏返しのチェキを持って、
「どれにしますか?」とニコニコしていました(かわいい)。

引いたチェキに対して「何点ですかね?」と聞かれたので、
「いつでも100点ですね」と答えたらめちゃくちゃ笑われました。

お見送り①

ソロイベント後のちょっとだけ話せる接触です。
大失敗したので記憶から消したい…。

推しがイベントで私が大好きな作品に出演したいと話していまして。
手紙にも何度か書いていたので、嬉しすぎて舞い上がってしまい…。

「嬉しいです!これからも応援してます!」とはしゃぎつつ言ったら、
推しから「あはは…ありがとうございます…」と引き気味に返されました。

会場を出てから、前のめりすぎたことを反省。

家に帰ってすぐ「プレッシャーかけるようなことを言ってすみませんでした。好きなことをやって少しずつ前進してもらえれば嬉しいです」と謝罪する手紙を書いて事務所に送りました。

推しとお話する際は舞い上がりすぎないように、少しの冷静さをお忘れなく。

お見送り②

舞台のイベントで、終演後に一列に並んだ俳優たちが見送ってくれるだけのものです。

これは失敗談というより、オタク恐怖体験なのですが…。
私の前にいた人が推しに熱心に話しかけて列の進行が止まりました。

スタッフがいくら声をかけてもその人の話は止まらず、
最後は両脇を抱えられてバックヤードへ連れて行かれました。

舞台の感想でも伝えようかと思っていたのに大惨事に…。
顔の引きつった俳優たちに頭を下げられて見送られました。

怖かった…。

ハイタッチ会

舞台のイベントで、終演後に一列に並んだ俳優たちとハイタッチするだけのものです。

一言くらいは声をかけられますが、それ以上は迷惑なのでやめましょう。
俳優もスタッフも疲れているので、サラッと終わらせた方がいいです。

私の番になった時、なぜか推しが拝むポーズをして。
そのまま流されてしまい、ハイタッチできませんでした(笑)

推しに拝まれるだけの貴重な体験をしました。

※その後に何度もハイタッチしているので、接触禁止令が出ているとかではない…はず…。

ボール遊び

推しとボール遊びをしました(笑)

2チームに分かれて対戦するタイプのボール遊びです。
そう、推しのいるチームといないチームに分かれます。

推しがいるチームは試合前の練習でパスし合える、
試合中にも協力し合えるという特典がありました。

私は推しのいないチーム。
試合後の握手を相手チーム全員とする形式だったので、
握手とあいさつをしてもらえるという特典がありました。

必ずしも一緒のチームがいいとは限りませんね。
こういう場合、ポジショニングには要注意です。

あと、爪が折れるので短くするかジェルネイルにした方がいいです。
服装もスポーツができるパンツスタイルが向いていると思います。

推しと一緒に楽しめる服装が一番です。

おわりに

推しと言えど、相手は人間。

思いやって接しているなら、一度の失敗で嫌われたりしません。
心配しているなら、肩の力を抜いて楽しんできてくださいね。

ちょっと失敗しても、そのうちいい思い出になりますよ。
応援し続けて、信頼関係を築いていくことが大事だと思います。

ここまで読んでくださった方のイベント参加が、楽しいものでありますように!

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